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爪が表面がボコボコに 爪水虫や感染症だと思ったら手湿疹だった

爪がボコボコする悩み

人は誰でも、体のどこかに一つは何らかのおかしな病気の症状に悩まされているのではないでしょうか。例えば、私の場合は手の指の全ての爪に横スジが入ってボコボコになるという症状に悩んだ経験があります。

現在私は34歳の主婦で、二人の子供を持つ二児の母です。その爪の症状に悩み始めたのは、まだ独身の時で歯科医院で歯科助手として働いていた20代中頃からでした。歯科助手という仕事柄、普段は爪をのばしたりマニュキュアを塗ったりすることはほとんどありません。

しかしある日、友人の結婚式に出席するのでマニュキュアでも塗ろうかと、久しぶりにまじまじと自分の爪を見る機会がありました。あまりに長い間マニュキュアなんてしていなかったのでそれまで全く気がつかなかったのですが、左右の手の中指と薬指の爪が少しだけボコボコに横に波打ったようになっていて、マニュキュアがとても塗りにくくなっていたのです。

指先は少し盛り上がっていて、甘皮もない状態になっていました。その時は、「あーなんかボコボコになってるな。ま、放っておいたら治るだろう」とあまり気にも止めず普段の生活に戻りました。歯科助手の仕事で毎日、日中はほとんど医療用のゴム手袋を着用しているので、汗をかいたり手袋に穴が空いて水が入ったりすると手袋の中が非常にムレて、手は常にふやけている状態になってしまいます。

こまめに手袋を新しいものに取り替えたり、手を綺麗に洗ったりするのですが、忙しく走り回って汗をかけばまた同じことの繰り返しでした。そんな生活が続いたある年の春頃、手の全ての指の爪の根もとから指の第一関節の間あたりに、プツプツとした小さな水疱みたいなものができました。とても痒くて、赤くなって腫れ上がりあかぎれのようにキズができている指もあります。

なんとか症状をまぎらわせようと、市販の普通のハンドクリームを塗り込んだり、あかぎれ用のクリームを塗ってみたりしたのですが、一向に治る気配はありませんでした。そして以前に気になっていた爪がボコボコになっている症状も、気付くと前よりさらにボコボコがひどくなっていて、左右の手の指の爪10本全てに症状が広がっているようでした。

不安になり皮膚科に行く

さすがに不安になったのでインターネットで調べてみると、出てくる病気は爪水虫や感染症や何かの中毒、糖尿病などの慢性疾患のサインじゃないかと怖いものばかりでした。調べれば調べるほどいろいろな情報が目に入ってきて怖くなった私は、重い腰を上げてついに皮膚科へ駆け込みました。病院では、まず痒くて痛い指先の症状をみてもらいました。ドキドキしながら症状を話し、実際に見てもらうと驚くほどすぐに診断がつきました。

医師によると、水疱ができて痒いのは手湿疹が原因とのことでした。手湿疹は、普段からゴム手袋をつけっぱなしで汗をかきやすい仕事の人や、水仕事が多い主婦などもなりやすいそうです。それに季節の変わり目、特に春頃になることが多いとも聞きました。水疱ができて痒いところに薬をつけていればすぐに良くなるとのことで、とてもホッとしたのを覚えています。

そして問題の、以前から気になっていた爪の症状を相談しました。医師に険しい顔をされると覚悟をしていましたが、このボコボコも手湿疹が原因とのことでした。実はずっと以前から軽い手湿疹はあったようで、気づかないうちになっては治りの繰り返しをしていたようです。手湿疹になって、爪の根もとが炎症の刺激を受けたことで爪ができるときに変形してしまったのがボコボコの部分なのだそうです。

確かに私の爪のボコボコは根本部分に集中していたので、これらは最近できたものということになります。一度変形してしまった爪は、すべてはえ変わらないと綺麗にはならないのですぐすぐにはこのボコボコは治らないとのことでした。これを完全に治すには、まず手湿疹の治療をしっかりして指先の炎症をなくさなくてはいけません。全ての指の爪がツルツルの元気な爪になるまで、根気よく処方された塗り薬を続けていくことが大切とのことでした。

思い切って病院で医師の診察を受けたことで、あんなに悩んで重い病気かもしれないと覚悟までしていた爪のボコボコの原因が、単なる手湿疹だったと分かりとても安心できました。最近では、何かあるとすぐにインターネットを使って自分で調べてしまうクセがついてしまっていて、その結果知らなくてもいい情報まで頭に入ってしまい、いらない心配をしてしまうことが多々あります。もちろんインターネットはとても便利なのでこれからも活用していこうとは思っていますが、何でも調べすぎて知識や情報を頭に詰め込むのはよくないなと実感した象徴的な出来事でした。

その後、爪に悩むことはなくなる

それから毎日しっかり処方された薬を塗り続けることで、手湿疹はみるみるうちによくなっていきました。指先がずいぶん綺麗になって爪のボコボコも気にならなくなったので、以前のように爪のことは考えなくなって今に至っています。この数年の間に私は結婚をして、10年ほど続けた歯科助手の仕事も退職しています。

それから妊娠出産を2回経験し、現在は専業主婦として子育てや家事に忙しい毎日を送っています。洗い物や洗濯など毎日水仕事はたくさんしていますが、歯科助手で働いていた時のような痒くて痛い手湿疹は全くできていません。今となっては、やはり仕事をしていた時の、医療用ゴム手袋をしたまま汗をかいたりしたときのムレがいけなかったのかなと思っています。

それと、何の病気にでも言えることですが、ストレスや疲れや寝不足なども原因の1つだったように思います。自分では気づいていないほど、当時は体に負担がかかっていたのかもしれません。そして指先のことを気にしなくなったこの数年の間に、爪のボコボコもずいぶんとよくなってツルツルした爪に近づいています。気づかないうちに、無事に綺麗にはえ変わってくれているようです。

2回の妊娠出産を経ましたが、爪の問題でよく聞くカルシウム不足や貧血などの影響も特に無かったようで、元気な爪を取り戻せしつつあります。仕事柄マニュキュアをあまりしていなかったと言いましたが、私は元々そこまでマニュキュアを塗ったりオシャレに気をつかうような人ではないので、この程度の悩みで済んだので良かったのかもしれません。

もしこれが毎日オシャレに気を使わないといけない職業の人や美的意識の高い人だったら、私よりもはるかに深く真剣に悩んでいたんじゃないかと思います。もし今現在、爪がボコボコに変形しているなどの症状に悩んでいる方がいたら、すぐに皮膚科に行って医師に見てもらうことを強くお勧めします。こうしてインターネット上でばかり調べていると、私のようにいらない情報にまで目に止まってしまって悩みが一層深くなりかねません。そうなってしまっては、どう考えても貴重な時間と神経の無駄遣いです。

どうしてもマニュキュアがしたいときやしなければいけないときは、症状に影響がなければつけ爪をつけたりもできますし、なんとか思い悩まずポジティブに考えてみて下さい。爪ヤスリなどで、気になる爪をピカピカに磨いてみるのも1つの手です。きっと、自分自身が思うほどのひどく悪い病気ではないことを願っています。できれば一刻も早く医師に正しい診断をしてもらい、穏やかな日々を取り戻して下さい。そしていつか元の綺麗で元気な爪に戻るよう、切に願います。

※ご注意

当サイトに掲載されている体験談は、実際に爪の病気を経験したことのある方から募集したものです。
ですが症状や治療期間、治療方法は個人差がありますので、あくまでも参考程度にして下さい。
爪や皮膚に違和感を感じましたら専門医の受診をおススメします。

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