民間療法で水虫治療がおススメできない客観的理由
水虫の治療方法には様々な方法があります。
- 病院に行き処方された薬を使用する方法。
- 市販薬を利用する方法。
- 民間療法を利用する方法。
今回は、民間療法を利用される人に向け「本当に民間療法で良いのか?」という点に視点を当ててお話ししたいと思います。
目次
民間療法を推奨しない理由
まず、有名な水虫治療の民間療法には、「リステリン」や「お酢」を使ったものがあります。
「リステリン」や「お酢」を使用した民間療法があることはあるのですが、当サイトでは推奨していません。
その理由は、「費用対効果く信頼性が低いため」です。
ではなぜ、「費用対効果く信頼性が低い」のかをお話ししたいと思います。
そもそもなぜ民間療法を行うのか?
そもそもの話なのですが、なぜ水虫を治療する際に民間療法を行なおうと思うのでしょうか?
- 病院に行く時間がない。
- 薬を手に入れるとき人に会うのが恥ずかしい。
- なるべく安上がりで治したい
理由としては大抵いずれかでしょう。誰でも病院に行って専門医に診てもらい、専用の薬をもらったほうが早く治るというのは分かっていると思います。
でも民間療法に頼ってしまう。つまり何かしらのメリットを感じているからだと思うのです。
では、本当に民間療法にはメリットがあるのか?
その点に注目していきたいと思います。
そもそもなぜ民間療法を行うのか?
今回は水虫治療の民間療法で特に有名な「リステリン」と「お酢」を利用した方法についてお話ししたいと思います。
コスト 本当に安上がりなのか?
まずコスト面から見ていきたいと思います。。
どうやら民間療法を利用したほうが「安上がり」と考える人がいるようです。では実際にどの程度安上がりになるか計算してみたいと思います。
まず、「リステリン」。
大体1000mlで約700円。1回で使う量を100mlで10倍に希釈するとします。
つまり1回で100ml使うため、1回当たりの治療にかかる金額は70円となります。
よって、「1ヶ月毎日治療を行なうと、金額としては2100円」になるわけです。
次に「お酢」。
大体1000mlで約1200円。1回で使う量をリステリンと同じく100mlとし、10倍に希釈して使用するとします。
やはり1回で100ml使うため、1回当たりの治療にかかる金額は120円です。
「1ヶ月毎日治療を行なうと金額としては3600円」になります。
では、最後に市販薬においてのコストを計算してみます。
まずは有名は「ダマリン」です。ダマリンにも様々な種類があるのですが、今回は「ダマリングランデX」という商品を例に挙げたいと思います。
この商品の内容量は15g。購入する店舗にもよるのですが、今回は小売り希望価格の2000円で計算してみたいと思います。1ヶ月使う量の目安を約25gとし計算すると、1日当たり約0.8g使用することになります。つまり1ヶ月で約3200円ほど必要となります。
とはいっても、今回の計算はあくまでも小売り希望価格であるため、もっと安く購入できる店舗もあります。
最後に当サイトでも紹介している「Clear foot veil」という商品です。
この商品の場合、色々なコース設定がありますが、大体1ヶ月分が約3000円となります。
内容量は25g。これで約1ヶ月分です。
コスト面の結果をまとめてみますと以下の通りです。
リステリン・・・2100円
お酢・・・3600円
ダマリングランデX・・・約3200円
Clear foot veil・・・約3000円
あれ?と思いませんか?そこまで大きな金額の差にはなっていないのです。
民間療法を選んだ理由が「安上がりだから」と思う人もいるようですが、水虫専用の薬とほとんど金額が変わらないのです。
お断り 薬を毎日使う理由と商品金額について
ここでお断りがあります。
水虫治療では、病院で処方された薬、もしくは市販薬の場合、基本的には毎日薬を使用します。それは毎日薬を使わなければ水虫治療においては良いパフォーマンスを出せないためです。
そのため、今回のリステリンとお酢、市販薬のいずれにおいても、毎日使うということを前提としました。
また、毎日使用する理由として、実はお酢を利用して水虫が完治したという体験をした人がいまして、その人は2ヶ月間、お酢の民間療法を毎日続けました。このようなことがあるため、基本的に毎日治療を行なうとしています。
さらに、リステリンやお酢の1000mlあたりの金額は「大体」の金額です。もっと安いものもありますし高いものもあります。平均的な価格を今回の計算の基としています。
民間療法の方が手間がかからないのか?
では次に、薬の使用方法についてお話ししたいと思います。
民間療法の方が使用面で病院の薬や薬局の薬より手間がかからないものなのでしょうか?
リステリンの場合、1度の治療時間に約30分程度時間が取られます。用意してから治療、そして片付けまでの合計時間です。
詳しくは「リステリンが水虫に効く!?驚きのウワサを徹底究明」にて紹介しています。
お酢についても治療時間はリステリンと大差がありません。ただしお酢ですので、使用するたびに部屋中に臭いが充満します。
ダマリングランデXとClear foot veilに関しては、ただ塗るだけです。ものの数分で終わります。
このことからも、薬の使用時間からしてみると、専用の薬を利用したほうが圧倒的に時間的にも早いということが分かることでしょう。
コスト面・使用面の両方で専用薬の方が良い
以上のことから、「コスト」と「使用方法」の両方から考えてみても、民間療法を選択する理由が低いということが分かるかと思います。
民間療法にも良いことはある・・・でもね・・・
ここまで、水虫治療には民間療法を行うよりも、コスト面でも使用面でも専用の薬の方がメリットが多いということをお話ししてきました。
ただし唯一、リステリンやお酢を使用した水虫の民間療法にも良いことがあります。
それは「店頭で購入するとき水虫治療とは思われない」ということです。
水虫で悩んでいる人の中には、「水虫は恥ずかしい」と思う人も少なくありません。そのため、病院に行くのをためらったり、対面販売となる薬局に行くのをためらうことがあります。
しかしリステリンやお酢に関しては、対面販売で購入しても、誰からも何とも思われません。
これが唯一、良いところかと思います。
しかし、突っ込むわけではないのですが、ダマリングランデXやClear foot veilも対面販売で購入するしなくても手に入れることができます。
インターネットで購入すれば、誰にも会う必要がないのです。
そうなってしまうと、もはや民間療法を利用する価値を感じません。
治療ではなく対策は問題ないと思う
民間療法に関しては、当サイトとしてはおススメできませんが、「対策」については有意義であると考えます。
例えば私の場合。基本的に、室内では素足です。また、サンダルをよく履いています。蒸らせない環境にいるのです。