共用の長靴から水虫感染!?再発を繰り返し病院へ

共用の長靴から感染!?再発を繰り返し病院へ

私は現在53歳の女性です。

私が水虫になったのは35歳の時で、症状に気が付いた時期は梅雨でした。

私がなった水虫は、特に医師からは種類については言われなかったのですが、ネットで調べたところ「趾間型(しかんがた)」で間違いありません。

親指と第二指の間が白くなり、カサカサに皮が向けてくる症状で、時折強い痒みを感じました。ニオイに関しては自分ではあまり気にならなかったのですが、もしかしたら自分で気づいていないだけで、周囲の人に迷惑をかけていたかも知れません。

使いまわしの長靴から水虫に

私は当時会社を辞めて倉庫のアルバイトをしていました。その倉庫では長靴を使用することがあったのですが、最初のうちは長靴を持っていかなくて、支給されたものを使用していたのです。その長靴は使い回していて、そこから水虫が移ってしまったのです。

水虫だと気が付いたのは、足の指の間が白くなり、皮が剥け始めたからです。始めはお風呂に入ってふやけただけだと思っていたのですが、痒みを伴う為におかしいと思う様になりました。私の父親が水虫で、塗り薬を付けているのを見たことがあり、その症状とそっくりでしたので水虫だと分かったのです。

白くカサカサした症状が現れた

「趾間型(しかんがた)」の水虫は、ジュクジュクして痛そうに見える症状もありますが、私の場合は白くなってもカサカサしているタイプでした。裸足になっているとポロポロと皮が剥け落ちて、床に白い粉が落ちている様に見えます。

最初は私は自分でお菓子を食べこぼしたのかと思っていましたが、足の裏を見て水虫による皮剥けであることを発見したのです。

女性で水虫というのはとても恥ずかしいことで、とても人には言えません。ショックで一生懸命ネットで調べて、そのまま放置しておくと段々と水虫が足全体に広がっていくことが分かり、焦りました。とにかく早く治そうと思い、まずはドラッグストアに相談に行きました。

ドラッグストアでは、「ラミシール」というゲル状の軟膏をすすめられました。クリーム状のものよりも患部に留まり易く、白さが残りにくく、裸足になった時の見た目が良い、というのが理由でした。

その他に、抗菌石鹸というものも勧められました。毎日必ずその石鹸で足の指の間を洗い、その後軟膏を塗る様にと、親切に教えてくれたのです。

抗菌石鹸と軟膏を必死に使い続けた

私は夏から秋にかけて、毎日一生懸命足を抗菌石鹸で洗い、軟膏を塗り続けました。石鹸も軟膏も何度も購入したので、結構お金もかかりました。

その甲斐あってか、4ヵ月程経って秋になった頃、水虫の症状は改善されてきたのです。冬にはすっかり皮剥けが治まったので、私は「これは完治したのだ」と喜びました。

再び症状が出始めてしまい病院へ

仕事も変わり、水虫のことを忘れかけていたのですが、翌年の春先に、足の指の間にジーンとしみる様な痒みを感じました。まさかと思ったのですが、水虫が再発していたのです。冬の間は本当にすっかりキレイな状態になっていたので、正直ビックリしました。

確かにネットでは「水虫は一度なると治りにくい」と言われていたのですが、そこまでしつこいとは思いませんでした。

「もしもまた市販薬で治しても、また来年再発するならばお金のムダになってしまう」と思い、今度は病院に行きました。

病院で話をすると、女性医師は「何で早く来なかったの~?」と笑いながら言いました。

病院では、「メンタックス」というクリーム状の軟膏を処方されました。最初は1週間経った時点で効果があるか見せる為に病院へ行ったのですが、その後は2週間後、3週間後、薬がなくなった頃に、と段々と通院の間隔が長くなっていきました。

病院の薬の効き目が良かった

病院で処方された薬は非常に良く効き、1ヵ月程で痒みも消えて、皮膚のカサカサも落ち着いてきました。それでも医師は「まだしばらく薬を使って下さい」と言い、その後2ヶ月位は続けていました。

病院に通い始めてから3ヵ月、発症してから1年と2ヶ月で、水虫は治りました。それでも翌年にまた再発しないかと不安でしたが、1年経っても再発はなく、安心しました。

水虫治療中に気を付けたこと

水虫の治療期間中一番注意したのは、とにかく足を清潔に保ち、通気を良くすることです。

昼間は仕事をしているので靴を履いていなければならないのですが、昼休みにこっそりと靴を脱いで足を風に当てる様にしていました。また、靴下を履く場合には1日2足にして、午前と午後で履き換える様にしていたのです。

水虫にとって湿気と高温は絶好の繁殖条件になりますので、常に足に風を当てられる様に、メッシュの靴を履いていました。スニーカーを履く時には、最近ではビニールタイプのものが多いのですが、キャンバス生地のものを選んでいました。

治療期間中不便に感じたことは、やはり飲み会に誘われて座敷に上がる時です。夕方になると、足が蒸れてカマンベールチーズの様なニオイがします。

その足で座敷に上がると絶対にニオイがすると思ったので、いつ座敷で飲み会があってもいいように、足の消臭剤と替えの靴下を持ちあるいていました。それでも自信がない時には、なるべく端の席に座る様にしていました。

人に移したら悪いので、旅行をした時にサンダルを借りて履くことは避け、一度自分が使った布団に他人が入らない様に注意をしていました。クリームを塗ると足がベタつくので、すぐに靴下が履けなかったり、歩きにくかったという思い出もあります。

その他にも、ビタミンB群は粘膜を強くして肌の再生を促すということで、ビタミン入りのサプリを飲むこともしていました。ビタミンサプリを飲んだお蔭か、全体的にお肌が滑らかになるという美肌効果も感じました。

パート先で何となく水虫の話題になったところ、5本指のソックスが水虫に良いと聞き、早速取り寄せてみました。5本指のソックスは始めは返って足の指が蒸れそうなイメージがありましたが、実際に使用してみるとさっぱりしていて、指が密着しない分蒸れにくいことが分かりました。このタイプの靴下は、軟膏をたっぷり塗った後で履いても指がベタベタしないので、治療中はなるべく使用していました。

梅雨の時期を過ぎても症状が出なくなり完治を実感

水虫が完治したと思ったのは、翌年の梅雨を過ぎても症状が出なかったことで、自己判断によるものです。再発をした時の初期症状は分かっていますので、次にもし再発したらすぐに病院へ行きます。もし水虫になったと思う人がいたら、アドバイスとしては「とにかく皮膚科へ行った方が良いですよ」という点です。

確かに働いている人にとって通院は面倒ですが、市販薬と病院で処方される薬では、効果が全く違います。そして病院で薬を出して貰った方が遥かに治療費が安く済みます。

水虫の薬には実に様々な種類がありますが、塗るタイプの物は非常に高く、数千円する商品もあります。それで効果がないと段々と治そうという意欲もなくなってしまいますので、病院へ行く事をお勧めします。

もしも市販薬だけで治したい、実際に市販薬で完治したという人は、水虫の薬は医療控除の対象になります。一年間にかかった病院の治療費が10万円以上の場合、水虫の薬と合わせて医療控除の申告をすることをおすすめします。

水虫は「冬になると治る」と思っている人もいますが、冬になると白癬菌の活動が弱まるだけで、根治させないと温かくなってから繰り返す様になります。

もしも再発したなと思ったら、まだ症状が酷くならない早いうちに治療を受けることが肝心です。毎日薬を塗るのは大変ですが、2ヶ月~3ヵ月程で必ず良くなりますので、根気良く治療を続けて下さいね。

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