使いまわしのシューズが原因で小水疱型の水虫に!生活を改善し再発防止
ここでは、職場でシューズを使いまわした結果、水虫になってしまった20代女性の経験を紹介しています。
水虫になってしまう大きな原因の1つが「履物の共有」です。実は良くある話なのです。
特に暑い季節には履物の中は蒸れてしまいます。それにより水虫になってしまうリスクは自然と高まります。
そして、共有していることで自分の水虫を相手にうつすリスクもありますし、相手から水虫をうつされてしまうリスクもあります。
仕事の場合、履物が制服の1つであれば、長時間身に付ける必要があります。また、水虫のリスクがあると分かっていたとしても、履くのを拒否することも難しいことでしょう。さらに、自分が水虫であると自覚している人もわざわざカミングアウトすることはありません。
このようなこともあり、特に履物を共有する機会のある職場では水虫が広がりやすい環境だと言えます。
一番の対策は、共用の履物を使用したとしても、できるだけ清潔にすることです。履き終わったら足をしっかり洗い除菌スプレー等をこまめに使用することも有効でしょう。
もし水虫になってしまったとしたら、すぐに市販薬を利用したり、病院へ行ったりと、適切な処置を施すようにしましょう。
目次
水虫の原因は使いまわしの靴だと思う
私は20代女性ですが、過去に水虫に感染したことがあります。水虫に感染したのは職場でのシューズの使いまわしが原因でした。これは後に気づいたことですが最初は全く意識にありませんでした。
私の職場では業務上、安全靴を履きます。しかし、入社当時は「注文した靴が届くまで」という理由で、使い古しの靴を使用させられていました。
これが水虫感染の原因で、後に判明したことです。
最初は足の側面の皮膚が少しめくれる程度でした。安全靴の性質上、長時間作業をしていると蒸れるので、とくに気にはしていませんでした。さらに症状もなかったので気に留めていなかったのだろうと思います。
暑い時期に靴の中が蒸れ皮が剥がれるように
気になりだしたのは入社して数ヶ月経った初夏の頃です。
その頃には自分の靴が届き、日々の業務で専用として使っていました。また、暑い時期には入り蒸れる頻度や程度も増してきたため、こまめに靴を脱ぐようにしていました。
そんなある日、自宅で足を何気なく見ると小さな水疱が何個かできていました。皮が剥けたところだったので、擦れなどで炎症を起こしたのかと思いその時も特に気に留めませんでした。この時点で医者に行っていればこの先に起こる通院が短くなり、厄介な水虫とも早く離れることができたのかもしれません。
当然のごとく、水疱を見つけてからはかゆみが出てくるようになり”もしかしたら、水虫になっているかもしれない。”と思うようになりました。どちらかというと疑念と言うよりは、ほぼ核心を持った気持ちでした。
このことから皮膚科に行く決意をして皮膚科への通院を始めました。この時はすでに7月で、感染したであろう時期から時間が経っていました。
病院で水虫の検査 特に痛みはない
皮膚科へ行き事情を説明すると、皮膚科医の方は「この時期は非常に来院が多いんですよ。」と悟ったように丁寧に説明してくれました。
まず、めくれた皮膚の端をピンセットで取り、薬品をつけて顕微鏡で確認されました。そして、医師の方から「あー、やっぱり菌がいますね。」といわれ、念のためもう片方の足も確認しました。
結果はやはり感染していました。
その後、小水疱型の水虫と言われ処置をしていただきました。
よく水虫の検査が痛いから検査しないという方がいますが、皮膚の採取はすでに剥けてはがれているところをほんの少し取るだけなので全く痛みはありません。すでにはがれているので触られている感覚すらありません。爪水虫の方も周辺の皮膚をわずかに取るだけなのでこちらも痛みは全くありません。
そして、水虫検査の結果小水疱型の水虫に感染していたことが判明し塗り薬が処方されました。その薬はニゾラールという薬で、抗真菌薬クリームと記載されていました。特に使用感も普通の薬と同じで痛みなどはありませんでした。
清潔と通気性に注意し続けた
それからは、毎日風呂上がりの清潔な状態でクリームを塗りました。しかし、クリームの性質上、夏だったことも相まってぬるぬるというかべたつきというかそういった使用感が気になるようになりました。また、汗をかき寝ている間に薬が取れてしまっているということもよく起こりました。
それからは約2週間に1度のペースで通院しましたがなかなか治りませんでした。毎日の薬の塗布とかゆみとでイライラ感も日に日につもり、ある日医師になぜ治らないのかを聞いてみると、水虫がカビと同じ菌であるということで少し納得しました。
通院した初期に言われた、春から夏にかけての通院が多い。というのもそこにあったのです。結局カビなわけですから、高温多湿が大好物だったのです。さらに私は安全靴を履いていたので、その環境が年中整っていたのです。
その特性から靴や中敷きをこまめに洗い、しっかり乾燥させ、できれば天日干しを行うように心掛けました。洗えないような日もできる限り職場の通気性がいい所に保管するように気をつけました。
治ったと思っても薬を使い続けた
自宅でカビが発生したときのことを考えていただくとわかりやすいと思うのですが、まず洗浄や洗濯をして漂白剤につける方が大半だと思います。そしてその後、天日干しや風通しのいいところで乾燥させるんのではないでしょうか。水虫が付いたと思われる物の対処法もこれと同じで大丈夫でした。
そして、通院も12,3回を迎えた冬、症状が軽減してきました。
季節が冬になり、安全靴の中で汗をかくことが少なくかったからでした。しかし、その頃の通院で医師から「この時期症状が軽くなって、治ったと勘違いする方いるので気をつけてくださいね。治ったかどうかは検査して判断しないと悪化しますよ。」と非常に怖いお言葉をいただきました。
やはり私と同じように、症状が軽くなって治ったかもしれないと勘違いされる方は多いんだそうです。ここで油断するとまた春先にかゆみや痛みが襲ってくるのだそうです。それもまた、春先の受診が多くなる一因でもあるようです。
私はその言葉を聞いてから内心で焦り、よりこまめに状態を見たり薬を塗るようにしました。
その成果もあってか、私は春先に行った検査で完治していました。
しかし、靴やバスマット等の残留があるかもしれないとのことで「処方されていた薬がなくなるまでは使ってください。」と言われました。また、「今一度、接触するような物の洗濯や殺菌をしてみてください。」とも言われました。
完治後は再発はしていない
完治してからは幸にも再発はしていませんが、以前に比べると足や手の状態をこまめに気にするようになりました。少しでも皮膚のめくれがあると皮膚科に行き検査をしてもらっています。
少し大袈裟かもしれませんが医師からも「これぐらいの状態で来ていただいて見つけられれば、すぐ完治しますから気兼ねなく診察してください。」と、優しい言葉もいただいたのですぐに伺っています。
もし、水虫かもと疑っていらっしゃる方がいるならぜひ受診してほしいと思います。何もなければそれはそれでいい結果なわけですから、万が一を考えて検査をオススメします。現在水虫にかかっている方も最後の検査まで油断せずに完治していただければと思います。途中で治療を止めてしまえばまたふりだしに戻ります。
また、通院当初気付かなかったのですが後半に述べたように接触するような物の洗濯と殺菌もぜひ行ってください。薬を塗って足が清潔になったところで、不衛生な靴など履けば結果は変わりません。
さらに、意外と盲点だったのですが家族とのバスマット等の共用は止めた方がいいかと思います。接触したことで全員が感染するというわけではないそうですが、当然危険度が高くなり最終的には移しあうことにも繋がるそうです。
職場に複数 水虫で悩む人がいた
私は職場で感染したので職場の人にも注意換気を遠回しに伝えていました。すると、やはり水虫の方が数名いらっしゃり、話を聞いてみると家族に移している方もいらっしゃいました。移し合う環境だと全員が完治しないとダメだそうなのでなかなか難しいそうです。そうなる前にぜひ食い止めたいですね。
また、私は感染しませんでしたが、悪化すると爪へも感染するそうです。いわゆる爪水虫といわれるやつです。これにかかると塗り薬のほかに飲み薬も処方されるそうで、より完治させるのが難しいんだそうです。
私のように水虫で悩んでいる方も多いと思います。水虫に感染するのは非常に厄介なことなので疑いを持ったらすぐに受診してみてください。ただ、かかると非常に厄介な水虫ですが、皮膚病の中でも原因や特性が分かるものなので、逆に言えば先手を打って再発しないようにすることで、通院期間や嫌な薬も短く済みます。
私の経験が水虫で悩んでいる方の助けになれば幸です。
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