
卵殻爪(らんかくそう)は、薄くもろくなり、フックのように内側に湾曲してしまう症状です。
原因としては、過度なダイエット、内臓疾患などがあげられます。ネイルケアをする際には、優しくしてください。またはお医者さんに診てもらってください。
爪に関する病気に言えることですが、それ自身が悪くなって症状が爪に現れるというのはほとんどありません。爪以外の体のどこかが悪くて、その影響でサインとして症状が出るのです。ですから、サインを見落とさないように、なるべく長い時間の付け爪やネイルアートは避けた方が良いと思います。
特に、この症状の場合、もろくなってしまうので、負荷のかかるネイルアートは絶対に避けるべきです。また、この症状になっていると言うことは、体のどこかが悪いと言うことにもなりますので、自覚症状がなくても一度、専門医の診断を受けてみるのも良いかと思いますし、健康診断を受けてみるのも良いと思います。
爪の成長スピードは個人差もありますが、半年から1年という話もありますし、1日に0.1ミリという話もあります。1日に0.1ミリだと10日で1ミリ。100日で10ミリ、つまり1センチ、という計算になりますね。また、どの指かにもよりますし、手、足、どちらの指かにもよります。
手の指の爪は、足の指の爪よりも生えるスピードが2~3倍とされています。
ですから、もし自分がこの病気かもしれないと思ったら、すぐに専門医の診断を受けてください。万が一そうであった場合、専門医にも行かずにいつものようにネイルアートをしたり、きつい靴を履いたり、何かしらの爪への負担をした場合、崩れたり、割れたりしてしまいます。
すると、正常な長さまでに生え替わるのに、
長い年月がかかってしまうことを忘れないでください。
卵殻爪は治療すべき?そうではない?
この病気になった場合(そうかもしれないと思った場合)、治療すべきなのか、そうではないのかは意見の分かれるところのようです。
もし放置をしておいても特に命に関わるものではないという見方があるためだと思われます。
ただし、もし性質の悪い症状の場合、
巻き爪や
陥入爪になってしまう可能性は否定できません。
もしそうなってしまった場合、治療が困難になってしまう場合があります。
また自分で治療するアイテムも出ているようですが、それは避けたほうが良いと思います。
何かしらの細菌感染を引き起こす場合もあるためです。「おかしいな」と思ったら、専門医の受診をおススメします。
卵殻爪は女性がかかりやすい!?
『
卵殻爪』になる原因は、過度なダイエットによる栄養不足とも言われています。ダイエットは男性よりも女性の方が取り組んでいるという話をよく耳にします。そのため卵殻爪になる確率も女性の方が高いかと思われます。
この病気は、爪先がフックのように内側に湾曲し、まるで卵のような形になってしまうことから
卵殻爪と呼ばれています。ちなみに英語名はエッグネイルもしくはエッグシェルネイルと呼ばれています。
ただ卵のような形になって、しばらくほっとけば元の爪の形に戻れば何も問題はないのですが、そういうわけではありません。この症状が現れると
爪自体がもろくなってしまうのです。
ダイエットに気を遣っているのは女性の方が多いと先に言いましたが、指や爪に気を遣っているのも女性の方が多いと思います。この病気は、そんな美を追究しようとする女性の敵となるわけです。いくらダイエットが成功し、やせて美しい体を手に入れても、爪がボロボロでは格好がつきませんし、爪は元に戻るまで長い年月がかかってしまいます。
もし症状を発症してしまった方は、いくつか対処法があります。
対処法
まず、専門医の受診を受けてください。もしかしたら、その他の爪の病気で爪が脆く弱くなっているのかもしれません。ちなみに爪の水虫である爪白癬も爪が脆くなってしまいます。ですので、まず正確な診断を受けてください。症状により対処法も異なります。
次に、
つけ爪です。脆く弱くなった爪に影響を及ぼさない程度に付け爪をしてください。また、よほどつけ爪になれていない人でない限り、ネイルサロンに行ってしてもらった方が安全だと思います。また、気休めでもしておけば、周りの目がそれほど気にはならなくなると思います。
最後に、ダイエットをする方が全員、この症状になるというわけではありません。また、女性だけがなるというわけでもありません。誰にでもこの症状が発症する可能性があります。また、原因も様々です。ダイエットだけでなく、内臓疾患でも起こる可能性があります。いずれにしても、爪に何らかの異常を感じたら『このくらい平気平気♪』と思わずに、一度専門医の診察を受けてみてください。