スジ爪は爪の表面に縦や横にスジ(線)が入ることです。
原因は加齢であったり、乾燥であったり、血液循環、亜鉛不足、ストレスと様々です。
「スジ爪」とは
スジ爪とは、爪の表面に縦か横の線が入る状態です。
大人の爪には通常、縦線が入り加齢と共に増えていきますが、乾燥がひどい場合や血液循環が悪い場合にも縦線が入る事があります。
横線が入る場合は、亜鉛など栄養が不足してたり、ストレスが溜まった時などが原因と考えられています。その他、高熱が出た時、妊娠中にも起こる事があります。
爪というのは1ヶ月で、3~4ミリのスピードで伸びていきます。そのため、爪の根元から3ミリくらいのところ人横線が入っているとしたら、1ヶ月ほど前に何かしらの体調の変化が現れたということになります。
横線、縦線共に、規則正しい生活や食事に心がけましょう。出来てしまった場合は、バッファ(爪磨き)で磨くとスジを滑らかに出来ます。
予防法
正しい食生活と健康の維持が必要。乾燥しがちな方は、クリーム等を使用するのも効果的。しかし、縦線の場合、加齢によるところも大きいので、対処のしようがない。
また、横線に関しては、症状が現れるということは何かしらの体調の変化があったということなので、それが今現在の続いている可能性を考えると、専門医の診断が必要となる場合もある。
加齢以外の原因で縦に黒褐色のスジに注意
『
スジ爪』でも説明しましたが、爪に縦線状のスジが現れるのは、特に問題がなく加齢によるものだったり、悪くても乾燥がひどくなった場合や血液循環が悪くなっている場合のことが多いのです。
しかし、特に黒褐色が縦線状に入っている場合は
爪下悪性黒色腫(メラノーマ)の疑いがあります。
メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれる
皮膚ガンの一種です。皮膚のメラノーマは通常、黒く
「ほくろ」のようにみえるので、
「ほくろのガン」と言った方が分かりやすいでしょう。このガンは非常に悪性度が高いのです。
進行が速く、治療が手遅れになると生命に関わってくることがあります。しかし、早期の状態で見つけ、手術を行えば、ほぼ治すことができると言われています。そのため、爪に
「ほくろ」もしくは
「黒いスジ」が入った場合には専門医の受診を受けてください。
万が一の場合でも早期発見、早期治療となるようにと考えています。あくまでもメラノーマは可能性の一つであって、ただの
「ほくろ」の場合もありますし、色素沈着である可能性もあります。
いずれにしても、可能性として重篤なケースも考えられるため、専門医の受診を速やかに受けることが良いでしょう。